初めて子供を持つお母さんは、わからないことがたくさんあります。
中でも一番知っておく必要があって、重要なのは食べることです。
赤ちゃんがある程度大きくなってきたら、今まで母乳やミルクだけだったものを、離乳食に、そして幼児食へと成長に合わせた食事を摂らせなければいけません。
その離乳食から幼児食に変える時期は、いつ頃何歳ごろからなのか?
またいつまで何歳ごろまで、幼児食をたべさせるものなのか?
そして、量はどれくらいにしたらいいのか?
そのあたりの幼児食の知識についての基礎的なお話です。
「幼児食」はいつからいつまで
そもそも幼児食とは、幼児の成長に合わせながら、食事のみで栄養を摂れるように調理した食事のことをいいます。
幼児食を始める目安
食べ物を前歯で噛み切るだけでなく、すりつぶすような噛み方ができていること
自分で食べようとする意思、行動がみられること
水分をコップから飲めるようになっていること
上記の行動ができているかが、幼児食への切り替え開始の目安となります。
もちろん、すべて項目に当てはまっていないと、幼児食を食べさせてはいけないというわけではありません。
お子様の成長を見ながらお母さんが判断し、進めていくのが理想的です。
幼児食はいつまで
ではそんな幼児食は、いつまで食べさせれば良いのでしょうか?
幼児食は普通の食事よりも薄味です。
その薄味から普通の食事への移行時期ですが、一般的には1歳半くらいから、大人と同じような内容の食事を与えても大丈夫といわれているので、そのころがひとつの目安になります。
しかし大人でも塩分が多すぎは、体によくありません。
ましてやまだまだ小さい体の子供です。
できるだけ薄味の味付けをするように、心がけたいところです。
どのくらい食べさせればいい?幼児食の適切な食事量
栄養たっぷりのご飯を食べることによって、子供が健やかな心と体を手に入れることができます。
では幼児食を与える時期になった子供には、どれくらいの量をたべさせればいいのでしょう?
子供によってどのくらい食べるかは個人差があるものの、初めは目安とされている食事量を与えるのが一番ですよね。
子供の年齢によっても与えるべき量は違ってきますが、1歳半~2歳の食事を例に見ていきましょう。
赤ちゃんがミルクだけではなく、離乳食も食べるようになった頃と比べると、かなり多いと感じるのが幼児食です。
多いと感じる分だけ、少なくしてしまいますが、当然子供の体も大きく成長しています。
できるだけ目安量は、きちんと食べさせるようにしましょう。
例えば、穀類なら270g。
うどん1/2玉+ご飯80g+食パン8枚切り1枚分となります。
肉類なら薄切り肉2/3枚。
魚類ならたら1切れ1/3枚。
野菜類は淡色野菜100g+緑黄色野菜80gくらいが適切とされていますよ。
これだけ見ると、結構な量で、こんなに食べれるの?と思われるかもしれませんが、これは一回ではなく1日の目安の量になります。
朝昼晩ときちんと3食に分けて摂取すれば、ストレスなく十分に食べられる量です。
しかし「あまりにも食が細い」「食べてくれない」という場合もあります。
その場合、無理に食べさせる必要はありません。
この時期は食事を完食することよりも、食事そのものが楽しいと思わせることが大切です。
なので、明るく楽しい食事の時間を作るように工夫してみてくださいね。