疳の虫(かんのむし)とは、赤ちゃん・子どもの異常な行動のことをいいます。
例えば、「夜泣き」「かんしゃく」「ギャン泣き」「ひきつけ」などです。
ここでは、特に癇癪(かんしゃく)についてのお話になります。
癇癪は個人差もありますが、何でも1人でやりたい2歳や3歳頃には、多かれ少なかれ多少出ると思います。
私もはじめの方は、癇癪を起こされるのが辛くてイライラしていました。
私の子供の場合は2人とも癇癪がひどかった
私の子供の場合は、2人とも癇癪が激しい性格です。
物を投げたり、弟はおでこを壁に打ち付けたりします。
最初「ちょっと怖いな」と思うこともありました。
でも、それを繰り返していくうちに慣れてきます。
ただ、イライラしている時は、厳しく接したりすることも多かったです。
癇癪を起こした時、物を投げたり怒ったりする行為を「投げたらダメ!」
と言って叱りがちですが、そこを叱ってもあまり効果はありません。
親がそこでイライラしてしまうと、悪循環になったりします。
5歳の長男は、成長と共に治ってきました。
自尊心や自己肯定感を否定しない言葉掛けを心がけています。
とはいえ、私もすぐに叱る方です。
後でしまったと思うことも多々あります。
気持ちを受け止める事が大切だと後から知る
癇癪を起こした時、「こうしたかったんだね」と、気持ちを代弁してあげると、驚くほど大人しくなります。
長男の年齢(5歳)だと、自分の行いを反省するような顔になることもあります。
当たり前のことなのでしょうが、私は経験して後からようやく分かったという感じです。
「悔しかったね」とか「大丈夫だよ」という言葉掛けをする方が、親もイライラしなくて済みます。
癇癪を起こした時、一見周りに当たり散らしているように見えますが、自分に自信が無いので本当は自分を責めていることが多いです。
何回も癇癪を起こされると「またか」、という気持ちになりますが、やって良いことも悪いことも「一旦気持ちは受け止める」という行動はしたいとは思っています。
また、「どうにもならないこともある」ということを覚えてもらうために、あえて何もしない、そっとしておくのも良い方法です。
あまり構いすぎも甘えに繋がることもありますから。
癇癪を叱るよりは、気持ちを受け止め、代弁する。
その方が子どもも、早くに自分の行動に気づいていってくれますよ。