妊娠期間はなんて素敵な時間なんだろう。
と、妊婦ライフを送っていた女性も、出産してしまうと、最初の抱っここそ、「ああ、産まれてきてくれたんだな・・・」と実感するのですが、そのうち徐々に「あれ?」と変化を感じ始めます。
自分の赤ちゃんではないような気がする。
人形にミルクを与えているような気がする。
そう感じ始めたママは注意が必要です。
育児ノイローゼにすでにかかっている可能性があります。
育児ノイローゼのチェックすべき項目を見てみましょう。
悲観的な考え方、赤ちゃんが可愛いと思えなくなる
悲観的な考え方にすぐに持っていってしまう傾向が起こり始めたら、育児ノイローゼになりかけているかもしれません。
赤ちゃんが可愛いはずなのに、可愛いと思い込ませている、実際は可愛いと思えない。
そんなママも育児ノイローゼになっている可能性があります。
赤ちゃんは本来可愛いものです。
でも、育児ノイローゼにかかってしまうと憎むべき存在に変わってしまいます。
可愛いと思い込もうといくら思ってみても、どうしてもそう思えない。
そんな自分を責めるから、余計また苦しくなる。
それが育児ノイローゼの症状です。
赤ちゃんのお世話はしているけれど、なんとなく義務的にしてるような気がする。
というのも特徴的な部分です。
プチ虐待をしてしまっている自覚を持っている
育児ノイローゼは、完璧主義を目指そうと思っているママほどなりやすいものです。
うまくいかないことがあると、プチ虐待をしてしまうというケースもあります。
虐待とまではいかなくとも、ベッドにポンと投げつけたり、哺乳瓶をぎゅうぎゅう押し付けたり、枕でお腹や手、足などを叩いたりすること。
プチとは言えないほどのものとして、例えば枕で泣いている赤ちゃんの顔を塞ぐという危険なものまであります。
本格的な虐待とは違うのは、死に至らしめるほどのものでもないことや、自分で自覚して行っていることでしょう。
さらにそのプチ虐待をしている自分を、「なんでこんなことをしてしまったんだろう」と自分を責めてしまう点にあります。
自分を責めすぎるあまりに、自分で自分を傷つける自傷行為に走るママも大勢いるのです。
これは明らかに育児ノイローゼにかかっている証拠。
信頼すべき人に今すぐ相談するべきでしょう。
専業主婦は育児ノイローゼにかかりやすい
育児は思っている以上に大変なものです。
何故育児ノイローゼが起こるのか?
それは「赤ちゃんとの密閉空間で過ごす時間が長いから」とも言われています。
完璧主義者ではありませんか?
思った通りにいかないと焦ったことはないでしょうか?
そして、パパや家族など周りに悩みを打ち明けられる人がいないというケースもあります。
これらに当てはまる人は育児ノイローゼになりやすい人です。
「目つきがおぼろ」「涙もろくなる」「夜に寝付けない」「夢を見てすぐに起きてしまう」
など症状は人それぞれ様々です。
「育児ノイローゼになるなんて弱いママ」と言われそうですが、「心が弱い=育児ノイローゼ」ではありません。
どれだけ心身ともに健康な人でも体調を崩すことがあるように、育児ノイローゼは誰にでもなりうる可能性があるのです。
なりやすい環境の1つに専業主婦があり、誰とも話す機会がないことがあげられます。
誰にも相談できず一人でずっと悩み続け、あるときパニック状態に陥り、プチ虐待を起こすまでになってしまうのです。
まとめ
パパは、育児ノイローゼのことを「たかがそんなもの知れているだろう」と軽く考えているかもしれません。
まして、ママが育児ノイローゼになっているとは思ってもいないかもしれません。
パートナーすら気づかない育児ノイローゼはとても厄介な病気です。
ですから、速やかに精神科などを受診したほうが良いでしょう。
新ママでも育児ノイローゼにはならず、可愛い可愛いと過ごせる人もいるでしょう。
でも、誰もがそう簡単に育児ができるわけではありません。
もし自覚症状が多少なりともあって、訳もなく涙もろくなっていて、赤ちゃんを可愛いと思えないのなら、育児ノイローゼを疑って、思い切って受診しましょう。