子供が産まれると、学資保険に入ろうと考えている方も多いでしょう。
でも、いくらくらいの学資保険に入ったらいいのかなど、あまり学資保険に詳しいくない方は多いです。
そこで学資保険の特徴と、上手な加入の仕方などを簡単にご紹介していきます。
学資保険とは?メリットは何?
そもそも学資保険とは、どういった保険の種類なのでしょうか?
学資保険とは他の医療保険や生命保険とは全く違うものです。
子供の教育資金を確保するために、設立された保険のことを指します。
子供を大学まで出して一人育てるのに、数千万ほどの高額のお金が必要と言われています。
その教育資金を貯蓄だけでまかなうのは難しいものです。
ましてや子供が何人もいるご家庭では、十分な教育資金を貯めておくことは困難。
その点、学資保険に加入しておくと、自動的に将来の教育資金を積み立てでき、満期になると返ってくる非常に便利な保険です。
大きなメリットとしては「積み立てができる」という点。
あと一つ、親にもしものことが起きた時に、保険料の支払い免除の措置があること。
万が一、事故や病気で親が亡くなってしまった場合に、保険料を免除してもらえるのです。
また、定期預金などに比べて税制面で優遇されています。
これも学資保険の大きなメリットです。
学資保険はいつ入るべき?妊娠中?出産後?
では学資保険にはいつ加入すれば良いのでしょうか?
早い段階で学資保険を考えている方も多く、妊娠中に保険に加入するのが良いのではと、思われている方もいます。
実は学資保険に入る最適なタイミングは、「子供が生まれてから」なのです。
妊娠中に学資保険に入ろうと思っても、ほとんどの学資保険は子供の出生と同時にしか加入できません。
つまり、必然的に子供が生まれてからが加入のタイミングとなります。
保険の商品によっては、妊娠の経過が順調な場合で、出産予定日の140日前から加入できる保険もあります。
でもそれは例外。
基本的には子供が出生してから加入するのが、学資保険の特徴です。
加入のタイミングとしては、子供が生まれて、早ければ早い方が満期までの年齢が長くなる分、月々の保険料が安くなります。
0歳からでも当然学資保険に加入できるので、子供が生まれて少し落ち着いたら、学資保険への加入を検討してみてください。
0歳から加入する場合と5歳から加入する場合では、月々の負担が5000円以上も違ってくることもありますよ。
いくらの学資保険に入るべき?月々の支払額は?
学資保険に限らず、どんな保険商品でも気になることが、月々の支払額です。
学資保険の場合は、いくらくらいのに入っておけば安心なのでしょう?
第一子の場合はわからないことが多いですよね。
例えば、お子さんを幼稚園から大学まで全て国公立で育てたとしても、1人1000万円を超える教育資金が必要になります。
「保障金額は高ければ高いほど良い」と思われがちですが、基本的に教育費に一番お金がいる時期は大学です。
だから大学にかかる費用を中心に考え、学資保険を選ぶことが重要になります。
大学4年間の費用全額をまかなうなら、保険料は月々約3万円くらい。
大学入学費と雑費だけなら、保険料は月々約1.4万円くらい。
一般的な保険料の支払い相場はこんな感じです。
学資保険の設定金額
多くのご家庭では、学資保険を大学入学費用の約200万円に設定されています。
その理由は、学資保険が他の保険商品に比べて見直しがしづらいから。
加入時期も子供が5~7歳までと制限がありますし、途中解約しなくて済むような余裕のある支払いの保険料を設定すると、このような金額の学資保険の金額になるのです。
まとめ
子供に十分な教育を受けさせてあげるためにも、子供が生まれたらぜひ学資保険を検討してみましょう。
加入のタイミングは早ければ早いほど良いですが、保険料は高ければ高いほど良いというわけではありません。
学資保険を何に使うか、目的を持って選んでみてくださいね。