小学校の夏休みの宿題で一番厄介なのが、絵日記です。
特に絵日記を初めて書く子供は、どうやって書けばいいのかよく分かりません。
絵日記帳を前に固まってしまう子もいます。
そもそも絵日記は書き方を習うことがありませんよね。
それが夏休みの宿題に出されるわけで、本当に大変です。
そこで小学校低学年の夏休み絵日記の上手な書き方について、ご紹介していきます。
絵日記に悩んでいるお子さんがいる方は、参考にしてみてくださいね。
親子の会話から絵日記のネタを見つけてあげる
目次
夏休みは親子で過ごす時間が、いつもより長くなります。
普段は限られた時間しか一緒に過ごせないのに、夏休みの間はずっと一緒です。
普段話せない分、思う存分話せますよね。
そこで絵日記の書き方としておすすめなのが、そんな親子の会話から絵日記ネタを見つけてあげること。
大抵の場合、絵日記で困るのが毎日の日記ネタです。
いつも書きたい話があるわけではありません。
小学校低学年ぐらいの子供は、変化があるはずの毎日の中で、小さな出来事をピックアップできず、見過ごしていることが多いです。
なのでお母さんが昨日と違う今日を見つけてあげて、それを子供に教えてあげましょう。
例えば、
など、ささいな会話が絵日記のネタになります。
絵日記は毎日の出来事を記すものです。
大きな話である必要はありません。
「何気ない日常で発見したこと」「おもしろかったこと」「楽しかったこと」など『些細なことでいいので、それを素直に書けばいいのよ』と教えてあげましょう。
そのためにも夏休みの期間中、子供とたくさんコミュニケーションを取ることです。
子供に感想を求め、個性や想像力を伸ばしてあげる
毎日の晩御飯について、子供に「おいしい?」と聞くだけではなく、「どこをどうしたら、もっと美味しくなると思う?」など、細かく感想を話させることが絵日記を上手に書くことにつながります。
子供は大人が思いもよらない感性を持っているので、ちゃんと話を聞いてあげたうえで、話した内容を絵日記に書くように勧めましょう。
子供の個性や想像力は、絵日記にはとても有効です。
書くことで、自分の個性を視覚化できます。
それが子供の成長につながるわけです。
とてもいい循環になりますよ。
さらに突っ込んで聞いてあげる
「◯◯をしました。楽しかったです」。
それで終わせてはダメ。
話を広げる意味でも「何がどう楽しかったのか?」「次は何をしたいか?」など、親が子供の想像力を引きだすような会話に導いてあげること。
これが、上手な絵日記を書くコツです。
親に感想を求められても、学校のように人目をきにすることなく、正直な気持ちを話してくれます。
それが子供の絵日記に大いに役立つのです。
絵は子供の感性で自由に書かせ、口を挟まない
絵日記です。
日記ではなく、絵も一緒に描かなくてはいけません。
でも絵が苦手な子供も多く、何よりも絵の描き方がよくわからないケースもあります。
絵日記とにらめっこして、ウダウダしている子供の姿に、ついつい口を出したり、親が描いてしまいそうになりますが、それは避けましょう。
何といっても子供の宿題です。
それに子供の個性や感性を表現するのが絵。
子供が描きたいように描かせて、大人は口を挟まず静かに見守ること。
個性や感性は束縛を嫌い、自由の中で育つものです。
色使いやクレヨンのタッチにしてもそう。
子供によっていろいろで、下手なら下手なりに面白い絵が描けます。
そんな自由な発想を発揮できる夏休みの宿題の絵日記は、子供の才能を伸ばす良いきっかけです。
後から見返すと、考えて書いたというよりも、感性で描いたと思われる絵は実に面白い絵になりますので、絵日記の絵はお子さんの自由にさせてあげましょう。
小学生の夏休みの絵日記まとめ
夏休みの宿題で初めて絵日記を書くお子さんは、戸惑うことが多いです。
だから「絵日記は楽しいもの」と大人が教えてあげ、子供の感性や個性を大切にして、優しく見守ってあげてくださいね。