赤ちゃんが蚊に刺されると、大人以上にぷっくり赤く膨らんでしまったりして、親としては心配ですよね。
それから痒み。
赤ちゃんは痒みを感じているのでしょうか?
ここでは赤ちゃんの感じるかゆみと、蚊に刺されたら病院に連れていく必要があるのか?など、赤ちゃんの蚊刺されについてご紹介していきます。
赤ちゃんは蚊に刺されても痒くないの?
蚊に刺されたら、とても痒いですよね。
思わず掻きむしって、症状の悪化や二次感染を引き起こしてしまうこともあります。
でも赤ちゃんを見ていると、蚊に刺されてもあまり痒がらないことも。
「痒くないのかなー」と不思議に思われる方も多いでしょう。
そもそも何故蚊に刺されると痒くなるか?
それは蚊の唾液へのアレルギー反応です。
俗にいう抗原抗体反応。
つまり、初めて蚊に刺される赤ちゃんには、その抗体がありません。
だからまだ、痒さを感じていないというわけです。
何度か蚊に刺されると、蚊の唾液に対するアレルギー反応が出てきて痒くなるわけですが、個人差があります。
痒いのに掻けない
また、生後間もない赤ちゃんは上手に手を使うことができません。
なので思うように患部を掻けず、それが周りから見たら「痒くない」と勘違いしてしまう場合もあるわけです。
手が上手に使えないので、掻きむしることができず、二次感染を引き起こさないという意味ではいいのですが、痒くても掻けない赤ちゃんはかわいそうですよね。
蚊に刺されたことが原因で機嫌が悪くなっているなら、きちんと正しいケアをしてあげる必要があります。
患部のかゆみが気になりながらも思うように掻けず、結果機嫌が悪くなったり、泣いてしまう場合。
もし赤ちゃんが患部を気にして手を持って行ったり、なでるような仕草をしたり、いつもと様子が違う場合は、蚊に刺されてかゆがっているサインである可能性があります。
ケアしてあげましょう!
まだ言葉をしゃべれない赤ちゃんの気持ちを汲み取るのは難しいことですが、「いつもと違う」と感じたら、赤ちゃんの体を入念にチェックしてみてくださいね。
赤ちゃんは蚊に刺されてかゆみが出るのはいつから?
痒いという感覚ですが、基本的に大人と同じようにかゆみを感じてはいますが、生後1、2ヶ月の赤ちゃんでは大人と同じような感覚ではないと言っていいでしょう。
ハッキリといつから「かゆい」という感覚が出てくるのかは、明らかではありませんが、生後6ヶ月くらいになると大人と同じようにかゆいと感じることが多くなります。
で、蚊に刺されての痒みですが、先に言いましたように、蚊にさされたことのない赤ちゃんは抗体がなく、最初は痒がりません。
何度か刺されることで、蚊の唾液に対するアレルギー反応として、痒みが出てきます。
何度刺されたら痒みが出るかは、個人差があっていろいろです。
蚊の種類によるところもあります。
環境もそれぞれですから。
赤ちゃんは蚊に刺されたら病院に連れていく必要はあるの?
赤ちゃんが蚊に刺されるとかなり赤くなったり、大きく腫れ上がったりと、大人よりも症状が深刻に見える場合があります。
特に本人が痒がったり、掻きむしったりしてしまう場合は病院を受診することを考えますが、本当に虫刺されで病院に連れていく必要があるのでしょうか?
刺された虫の種類や赤ちゃんの肌質にもよりますが、赤く腫れたり水泡ができた場合は、やはり病院に連れていくことをおすすめします。
赤ちゃんは大人と違って、害虫に対して免疫がありません。
少し虫に刺されただけでも重症化しやすく、後々跡が残ってしまう場合もあります。
そうならないように、気になる虫刺され症状ができたら、すぐに病院に連れて行きましょう。
基本的には、かかりつけの小児科を受診することが望ましいです。
もし症状が全身に発疹、発熱などとひどい場合は、専門の皮膚科を受診してもいいと思います。
何故一番に小児科をおすすめしたのか?
それは虫刺されだと思って受診したのだけれど、実は水ぼうそうだったり、乳児湿疹だったりする可能性も高いからです。
かかりつけの小児科は、そういったことも総合的に判断してくれます。
なので信頼できますし、安心ですから。
まとめ
赤ちゃんが蚊に刺されたら、親としては「かゆくないかな?」と心配になりますよね。
大人と同じように赤ちゃんもかゆみがあるものの、上手に掻けません。
もし気になる虫刺され症状ができたら、病院に連れていくことをおすすめします。